昨年の1月に新型コロナウイルス感染症が日本で広まり始め、すでに1年以上が経過しました。
組合でも、第51回通常総会の懇親会は中止、令和3年の賀詞交歓会も中止となりました。
教育情報事業である労働災害防止大会や、本管工事勉強会などの講習も全て中止でした。
神奈川県で緊急事態宣言が発令された期間は、組合の窓口稼働も停止となり、
本当に今まで経験したことのないこの状況に、組合とはどうあるべきかを日々模索するばかりです。
組合とは同じ業界の中小企業の集合体であり、
「つながり」を何よりも大切にしなければならない団体です。
そのため、「意見交換」や「懇親」等の機会を通常の企業よりも重んじる組織かもしれません。
日頃一対一ではあまり関わらない企業同士が、組合を介して繋がることができ、そこから関係を築き、
自分達の仕事に活かしていける・・・それが組合の存在価値です。
しかし、この新型コロナは、まさにそんな組合の存在価値を危ぶませるものです。
今世間では酒類提供を主とした飲食業が苦境に晒されていますが、
やはりそのような懇親の場は、組合でもとても価値のある場面です。
(世間の風潮としては少し古いあり方なのかもしれませんが・・・^^;)
今はリモートなどの手段が多くあり、実際に顔を合わせることなく「つながる」が可能です。
可能ですが、やはり人と人は会って話す・交流するということは精神的にもとても大切なのでは
無いかなと思う今日この頃です。
地元企業による協同組合としては、他業種ではありますが地元の飲食店などが
次々看板を下ろさざるを得なくなっているこの状況には、心が痛むばかりです。
とはいえ、やはり何よりも健康第一・安全第一です。
どんな事情があれど、これに勝って優先すべきことなどありません。
組合でも、日頃の感染防止対策をしっかりと実施し、新たな「つながる」方法を考えています。
これまでの当たり前が通用しない今、柔軟で新しい考え方をしていくことが必要なのだと、
様々な場面で考えさせられます。
本当に日々奮闘されている医療従事者の方々には心から感謝し、
一日も早い収束を心から祈るばかりです。
南の水道組合でした(^^)